火の素メーカーはなぜこの価格なのか?代替品との違いについて

火の素メーカーはなぜこの価格なのか?代替品との違いについて

「火の素メーカー、気になるけれど少し高い」。

そう感じられる方もいらっしゃると思います。

火起こし道具として見れば、世の中にはもっと安価なものもたくさんあります。ナイフでフェザースティックを作ることもできますし、着火剤や麻ひもなどを使って火をつけることもできます。

それでもWILDOORが火の素メーカーをつくったのは、単に「火をつけるための道具」を作りたかったからではありません。

キャンプで火を起こす時間そのものを、もっと楽しく、もっと気持ちのよい体験にしたかったからです。

この記事では、火の素メーカーがなぜこの価格なのか、そして長く使える理由、安価な代替品との違いについて、少し詳しくご紹介します。

アルミの塊から一つひとつ削り出し

火の素メーカーの本体は、アルミニウム合金の塊から一つひとつ削り出して製作しています。

いわゆる「アルミ削り出し」と呼ばれる製法です。

型に流し込んで大量生産する方法と比べると、削り出し加工はどうしても製造コストが高くなります。材料を削る時間もかかりますし、加工精度も必要です。

しかし、その分、しっかりとした剛性感と高い堅牢性を実現できます。

手に取ったときの金属ならではの重厚感。道具としての安心感。そして、無駄のない美しい仕上がり。

火の素メーカーの価格には、こうした削り出し加工ならではの品質が反映されています。

 

手間をかけた表面処理

火の素メーカーは、アルミを削り出して終わりではありません。
本体には、ブラスト処理や硬質アルマイト処理といった表面処理を施しています。

ブラスト処理によって、表面にきめ細かな質感を出し、手に持ったときの触り心地を整えています。さらに硬質アルマイト処理を行うことで、表面の美しさだけでなく、傷への強さや耐久性も高めています。

キャンプ道具は、屋外で使うものです。地面に置いたり、薪や金属製のギアと一緒に収納したり、多少ラフに扱われる場面もあります。

だからこそ、見た目の美しさだけでなく、長く使うための表面処理にもこだわりました。火の素メーカーのさらりとした手触りや、落ち着いた質感は、こうした工程によって生まれています。

 

3年にわたる開発と、刃へのこだわり

火の素メーカーは、思いつきで簡単に完成した道具ではありません。

開発には約3年の時間がかかりました。
特に苦労したのが、木を削るための刃部品です。

火口として使いやすい木の削り節を作るには、ただ木を削れればよいわけではありません。粉っぽくなりすぎても火がつきにくく、逆に厚すぎても火花で着火しにくくなります。

薄く、細かく、ふわっとした削り節を安定して作れる形状にする必要がありました。そのために、さまざまな形状を試し、試作を重ね、ようやく今の形にたどり着きました。

刃部品は非常に重要なパーツであり、製造できる刃物メーカーさんを探すのにも苦労しました。さらに、刃部品を安定して生産するためには金型製作も必要になります。

火の素メーカーの価格には、製品一つひとつの製造費だけでなく、こうした開発費や金型製作費も含まれています。

 

長く使える理由

1. アルミ削り出しによる高い堅牢性

本体はアルミ削り出しのため、しっかりとした剛性があります。

薄い板を曲げたような簡易的な構造ではなく、金属の塊から削り出したボディだからこそ、道具としての安心感があります。

キャンプ道具は、使うほどに愛着がわき味が出てくるものでもあります。火の素メーカーも、長く使うほどに自分の道具として馴染んでいくギアを目指しています。

 

2. 傷に強い表面処理

本体には硬質アルマイト処理を施しています。

これにより、アルミ素材の質感を活かしながら、傷に強く、美しい状態を保ちやすくしています。

もちろん、屋外で使う道具なので無傷のまま使い続けることは難しいかもしれません。しかし、ラフに使っても簡単には雰囲気が崩れにくい。それも、長く使える道具として大切なポイントだと考えています。

 

3. 刃部品が交換可能

火の素メーカーは、刃部品を交換できる設計にしています。

木を削る道具である以上、刃は使用とともに少しずつ摩耗します。もし刃が交換できない構造であれば、刃が使いにくくなった時点で本体ごと買い替える必要があります。

しかし火の素メーカーは、刃部品を交換することで、使い慣れた本体をそのまま長く使い続けることができます。気に入った道具を、できるだけ長く使ってほしい。そのために、刃の交換ができる設計にしています。

 

4. シンプルで飽きにくいデザイン

火の素メーカーは、できるだけシンプルで無駄のないデザインにしています。

派手な装飾を加えるのではなく、素材の質感や加工の美しさが伝わる形を目指しました。

キャンプ道具は、長く使うほどに好みが変わることもあります。最初は目立つデザインに惹かれても、使い続けるうちにシンプルなものの良さを感じることもあります。火の素メーカーは、長く手元に置いても飽きにくい道具でありたいと考えています。

 

代替品との違い

火の素メーカーのように木を削る道具は、身近な道具で代用できそうに見えるかもしれません。

実際、私たちも開発段階でいろいろなものを試しました。

しかし試してみると、「木を削れること」と「火がつきやすい火口を作れること」は、まったく別の話でした。

大根おろし器や人参シリシリ器との違い

一見すると、大根おろし器や人参シリシリ器でも木を削れそうに思えます。
もちろん実際に私も試しました。しかし、削れた木くずの形状によって、火のつきやすさが大きく変わります。

粉っぽくなりすぎると、空気を含みにくく、火花が当たっても安定して燃え広がりにくい。逆に厚みがありすぎると、フェロセリウムロッドの火花だけではなかなか着火しません。

商品開発にあたって実験の様子
↓ ↓ ↓

火口として大切なのは、ただ細かいことではありません。

薄く、ふわっとしていて、火花を受け止めやすい形状であること。そして、燃え始めたあとに空気を含みながら火が育ちやすいこと。火の素メーカーの刃部品は、この「火がつきやすい木の削り節」を作るために、形状や削れ方にこだわっています。

 

鉛筆削りとの違い

鉛筆削りを使えば、枝を削ることはできます。
ただ、実際にキャンプ場で使おうとすると、ちょうどよい細さの真っすぐな枝を探すのが意外と面倒です。

元々鉛筆削りを使用されていた火の素メーカーユーザー様からの声
↓ ↓ ↓

鉛筆削りは、もともと鉛筆のために作られた道具です。自然の中で見つけた木や薪を、火口にしやすい形へ削るための道具ではありません。細すぎると削りにくい。太すぎたり曲がっていたりするとそもそも入らない。
もちろん、太い薪から火口を作る事もできません。

火の素メーカーは、薪はもちろん拾ってきた枝からも火口が作れるように設計されており、様々な形状のものに対応しています。

 

ナイフとの違い

ナイフでフェザースティックを作るのは、キャンプの楽しみの一つです。
上手な方が作るフェザースティックはとても美しく、火起こしの技術としても魅力があります。

ただ、火口になるほど薄く細かい削り節やフェザースティックをナイフで作るには、ある程度の技術が必要です。

力加減、刃の角度、木の状態。少し違うだけで、削りが厚くなったり、途中で折れてしまったりします。

火の素メーカーは、ナイフの技術を否定する道具ではありません。むしろ、ナイフで火起こしを楽しむ人にも、もう一つの選択肢として使っていただきたい道具です。「今日は手軽に火口を作りたい」「子どもと一緒に火起こしを楽しみたい」「フェザースティックが苦手だけど、着火剤だけに頼りたくない」そんなときに、火口作りのハードルを下げてくれます。

 

ミニ鉋との違い

もちろんミニ鉋(小型カンナ)に関しても自社でも購入し試しており、ミニ鉋も、木を薄く削れることを確認できました。
ただし、ミニ鉋は削る木の表面がデコボコしていたり、曲がっていたりすると、刃が引っかかりやすくなることが分かりました。

真っすぐできれいな薪を削る場合は良いのですが、拾った枝や表面の整っていない薪を削るのには向いていないようです。

実際にInstagramでフォロワーさんから頂いた悩みもまさにその点でした。

ミニ鉋のご使用者様からの声

⁡「以前からキャンプ時に他メーカーの小型の鉋タイプの火口を作る道具を使っていたのですが、それが木の種類なのか硬さなのかはわかりませんが、途中で詰まることが多く煩わしく感じていました。そして出来た火口もメタルマッチの火花でつきづらい時が多かったんです。それで今回たまたまwildoorさんの動画を拝見して、こちらの製品なら火口が細かくて着火しやすいのでは?と思って購入検討するのにフォローさせていただきました。」

火の素メーカーは、枝や薪の表面をそこまで気にせず削りやすいように作っています。

キャンプ場だけでなく災害時にも使える道具だからこそ、きれいな木材ではなく、自然の枝や薪を前提にしています。

 

安価な火口との違い

麻ひもやチャークロスなど安価な火口を使う方法もあります。

もちろん、それらは便利です。
価格も安く、用意しておけばすぐに使えます。

ただ、最初は楽しく準備していても、だんだん面倒になってしまうことがあります。

麻ひもをほぐす。
火口を小分けにする。
持っていく分を準備する。
湿気ないように保管する。
キャンプのたびに補充する。

こうした準備が積み重なると、結局いつものライターと着火剤に戻ってしまう方も少なくありません。

以下も火の素メーカーのユーザー様からの生の声です。
火の素メーカー使用者様からの声

「今まで色々な手段で火をつけていましたが、段々と面倒になってきて
着火剤とスティックバーナーという安易な方法に落ち着いていましたが、火の素メーカーをみて、最初の頃の火起こしの楽しさを思い出しました
ありがとうございます😊また色々とやってみようと思います。
今後の商品にも期待してます。」

火の素メーカーは、現地にある枝や薪から、その場で火口を作ることができます。

持っていくものを増やすのではなく、
現地の木を活かして、火を起こす。

この体験そのものを楽しめるのが、火の素メーカーの魅力です。

 

着火剤やバーナー等との違い

着火剤やガスバーナー等の化学燃料はとても便利です。
火をつけるという目的だけで見れば、最も手軽な方法のひとつです。

ただ、着火剤には保管や管理の手間もあります。

暑い車内に置きっぱなしにしにくい。
保管場所に気を遣う。
使い切ったら買い足す必要がある。
キャンプ当日に購入を忘れることもある。

もちろん、着火剤や化学燃料を使うこと自体が悪いわけではありません。
手軽に火をつけたい日もあります。

でも、火の素メーカーは、ただ早く火をつけるためだけの道具ではありません。

枝を削り、火口を作り、火花を当て、少しずつ火を育てる。

その過程を楽しむための道具です。

「便利さ」だけではなく、
「火を起こす時間そのものを楽しみたい」
という方に向けたギアです。

"火起こしの時間を特別にする道具"として

火の素メーカーは、最安で火起こしするための道具ではありません。
ただ、安く火をつけることだけが目的なら、ライターや着火剤で十分です。

WILDOORがつくりたかったのは、火起こしの時間を少し特別にしてくれる道具です。
木を削り、火口を作り、火花を飛ばし、小さな火を育てる。その一連の流れを、面倒な作業ではなく、キャンプの楽しみの一部に変える。

そのために、削り出しの本体、手触りのよい表面処理、交換可能な刃部品、火口に適した削り節を作るための刃形状にこだわりました。

 

長く使える、火起こしの相棒として

火の素メーカーは、決して気軽に買える価格ではないかもしれません。
だからこそ、長く使える道具であることを大切にしています。

丈夫であること。傷に強いこと。刃を交換できること。飽きにくいデザインであること。そして、使うたびに火起こしの時間が少し楽しくなること。

価格だけを見れば、もっと安い道具はあります。
しかし、キャンプの中で火を起こす時間そのものを楽しみたい方にとって、火の素メーカーは長く付き合える一本になると考えています。

ただ火をつけるだけではなく、火を起こす過程まで楽しみたい。そんな方に、ぜひ手に取っていただきたい道具です。

まとめ
  • 火の素メーカーは、アルミ削り出し・ブラスト処理・硬質アルマイト処理など、手間のかかる製法で作られています。
  • 約3年の開発と、刃部品の設計・金型製作など、見えない部分にもコストをかけています。
  • 堅牢性、傷への強さ、交換可能な刃部品、飽きのこないデザインによって、長く使える道具を目指しています。
  • 安価な代用品とは違い、「火がつきやすい木の削り節」を作ることに本気でこだわっています。

 

火の素メーカー


削って、火口を作って、火を育てる。
焚き火の時間をもっと楽しくする火起こしギアです。

商品ページを見る
返回博客